細胞培養、試薬調整、遺伝子抽出、タンパク質抽出、免疫染色、その他多くの作業を早朝から始めてハッと気付けばもう夜中・・・。生化学実験に要する時間の大部分は測定前準備に費やされます(測定自体はあっという間です)。単純な手作業を気が遠くなるほど延々と繰り返すため、腱鞘炎になられる方も多く存在します。
一方で、単純作業ではあるものの、その操作手技に関しては、各々の研究者が長年培ってきた、もしくは研究室で代々受け継がれてきた手順や作法が存在します。ここには数値化が困難なノウハウが数多く存在し、操作手技自体が実験プロトコールに組み込まれていることも多く、操作性が異なる器具は敬遠されます。
我々は、生化学の分野で使用される機器の最重要ポイントは「操作性」であると考え、従来の手技における操作性を損なうことなく単純作業を削減できる製品を研究・開発しております。結果として、研究者が本当に重要な仕事に割り当てる為の時間を確保することができれば何よりの幸いと考えています。
|